「ON」と「OFF」との間に、もうひとつの【居場所】
TOP > 駄菓子屋系古本屋 『本の森』 日記 > 【森カウントダウン】ご参加ありがとうございました!!!
栗東の頃から恒例となっています「森カウントダウン」。
2016年は、初参加の方もお越し頂いて、にぎやかに
年を越させて頂きました。
肝心のカウントダウンの時に、お手洗いのためワタシだけ
カウントし損ねるという一幕もありつつ(笑)
それぞれに色々あった2016年を笑って締め、新しい年への
エネルギーをお持ち帰りいただきたく始めたこのイベント。
自分が楽しみ過ぎて、皆さんにお楽しみ頂けたかどうか
ちょっぴり自信ないのですが(^^;)
ご参加頂けなかった方へ、当日ご紹介したレア本のことを少し♪
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これは、ある一人の男性が主人公の物語です。
父親から受け継いだ仕事を、黙々とこなす主人公。
地味ながら、街の人々の安全な暮らしを支える仕事です。
彼は、街の街燈に、灯りをともす街燈夫なのです。
ある日、業務の帰り、図書館の近くでの出会いに心奪われます。
彼の心に、初めて「やりがい」という灯りがともりました。
そんなある日、街にある噂が流れてきます。
この街にも、電気が通じるようになり、その手始めに、街の街燈が
電灯に代わるというのです。
当然、街燈夫の彼にも噂は届いてきます。
いつものように灯りをともす道すがら、街の人々からかけられる
ねぎらいの言葉も、彼を少なからず傷つけます。
そして、開通工事が始まり、彼は街から姿を消します。
街の誰もそのことを知りませんが、彼は、電力を作る会社で
働きだしました。
彼は、今でも、街を照らし続けているのです。
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